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1997年(H09)総務委員会03月24日

◆吉川 委員 おはようございます。公明の吉川でございます。私の方からは、行政における情報化施策について質問したいと思います。
 ここにですね、平成3年8月という日付がございます堺市テレトピア基本計画というのがございます。これは平成3年度から平成8年度までという期間を1つの区切りとして計画されているというふうに伺っているわけでございます。ちょうどこの平成8年期末を迎えるわけでございますので、本計画に対する総括といたしまして、この計画の達成度、よかったところ、悪かったところ、これを簡潔にご報告いただきたいと思います。


◎石橋 情報政策課長 テレトピア計画の達成度、それの課題等でございますが、平成3年10月に、私どもテレトピア計画のモデル都市の指定を受けまして、その間、4つのメインシステム、コミュニティ情報システムというのと支所行政情報システム、教育文化情報システム、流通情報システム、この4つのシステムをそれぞれ運用、稼働さすためにやってきました。その中で、コミュニティ情報システムにつきましては、生活映像情報システムということで、主たる情報通信基盤であるケーブルテレビ、これが今年度中に一応全市域、開局できるところまでなってきました。それと同時に教育文化情報システムではソフィアネット、またオーパスといいまして、スポーツ施設の予約システム、こういうものも稼働させております。
 ただ、課題としましては、できた当時から5年という期間も経過しまして、今、社会ではネットワーク社会、こういうことも言われております。ネットワーク社会でできることというのは、やはり双方向機能、こういうものも生かしていかなければならないとも言われております。こういう、当時まだ技術の進歩がなかったところが5年の経過によって、かなり通信技術等が進歩したという点もございます。そういうこともございますので、今後は、この計画と5年の成果を踏まえて見直し等やっていきたいと考えております。以上です。


◆吉川 委員 非常に簡潔にお答えいただいたわけでございますけれども、まずですね、この計画、平成3年に立案されたわけでございますけれども、その1つの中心になるのがこのケーブルテレビでございまして、先ほどもご報告あったとおり、今年度で堺じゅうどこでも見られる状態になるということでございますけれども、この計画、平成3年8月という日付があるわけなんですけれども、中を読みますと、そのケーブルテレビが平成2年10月には事業化に向けてのガイドラインの検討を終えられて、平成3年10月には、それを推進する会社の設立が決まっていると、この計画が平成3年8月やと、非常に、ちょっと私は不思議だなと、こう思ったわけでございます。
 本来ならば、計画というのはですね、最初に計画があって、それがきちっとできた上で物事を進められるというのが私たちの常識であったわけなんですけれども、ちょっとおかしなところがあるかなと。多分、これは私の推測でございますけれども、世の中、ケーブルテレビのはやりでございまして、有線の後押しもあって、何とかケーブルテレビ早くやらなあかんというようなことでやられた部分もなきにしもあらずじゃないかなと、そういうことで進められた、ひとつそのケーブルテレビを取り上げてみますと、なぜ、私はまず申し上げたいのは、まず基本計画をきっちりと立ててから物事を進めた方がいいんではないかということを申し上げたいわけなんですね。特に情報化と申しますのは、いろんなシステムが有機的に結合していかないと、その大きな役割を果たさないというのは皆さんご存じのところでございます。このケーブルテレビ、今の反省にもございましたね。双方向じゃないと、何でやと。堺市の情報化の基盤になるケーブルテレビが双方向じゃないというお話でございました。おかしいですね。今、例えば本庁と支所ですね。これはどういう形で、その媒体は何を使って通信されてますか。本庁のコンピューターと支所の端末ですかね、これは何を介して情報のやりとりをされていますか。


◎石橋 情報政策課長 本庁と支所間、どういうものをということなんですけど、一応専用回線で、専用のデータ回線によりましてデータのやりとりをやっております。以上です。


◆吉川 委員 そうですね、これNTTさんだと思うんですけれども、その専用回線を契約されて、お金を払って使ってると、そういうことでいいんですね。でもですね、この情報の基幹になるケーブルテレビの線を引けば、それを使えばいいわけです。自分たちで引いた線を自由に使えばいいわけですね。何もNTTさんにお金を払って、専用線を別に引く必要はないわけです。情報の基盤として位置づけているケーブルテレビのこのケーブルを使えばいいと、こういうような不整合が起こってくるんですね。多分、当初そこまでの構想がなくて、ひょっとしたら進められたのかなと、随分この中にはいいことも立派なこともたくさん書かれてるんですけれども、そういう不整合が起こってくるんじゃないかなということですね。そういうこと、いっぱいほかにもあるんですけれども、まず、それを1つ申し上げておきたいと思います。
 今ですね、ちょっと非常に簡潔にご報告いただいたわけなんですけれども、4つのメインシステムですか。それから6つの多分サブシステムがあると思うんですけれども、このご報告、今いただきましたけれども、こういうのができまして、ああいうのができましたよというようなご報告であったかと思うんですけれども、この計画書の理念と目標と、31ページにあるんですけれども、ここにはですね、情報化の重点事項として3点掲げられています。それから、その理念と目標というものが上げられているんですね。ちょっとこれを見ますと、例えば情報化の重点事項として、1点目は、都市型CATVなど市民生活向上のための情報通信基盤の整備とあります。これは大事なことは、市民生活の向上がそれによって図られたかどうかということが大事なことではないでしょうか。2つ目には、地域コミュニティ形成や市民の文化創造のための各種情報システムの導入とございます。地域コミュニティが、じゃあどのように形成されたのか、この5年間で。また、市民の文化創造がどうであったのか。3点目、都市の活力を高める産業振興のための情報システムの拡充、それでは、この産業振興がこのことによって、この計画によってですね、どのように高められたのかというような実は総括をしていただきたいなと。先ほど申し上げていただいたのは、あくまでも手段としての情報システムの、あれできた、これできたと。これもあかんかった、あれもあかんかったという部分もあったのではないかなと思いますので、しっかりと、そのあたり、今申し上げても、多分それを総括するのは大変なことだと思うんですが、往々にして、いつの間にか皆さんの施策というものが手段が先行してしまって、その手段ができたのかどうかということが大事になってしまって、また、その手段を保持するために膨大な労力とお金を投入されているいうことはないのかなというような疑問がございましたので、この指摘をさせていただきたいと思います。
 それでは、この計画書の随所に、高度情報化に対応することは非常に重要であるというふうに書かれておりますけれども、現時点で、その認識はいかがでございますか。


◎石橋 情報政策課長 高度情報化に対応する考えなんですけども、先ほど委員も言われたみたいに、情報化というのは、あくまで目的がありまして、それに対するツールであるということは思っておりますが、今後は、この情報化によっていろんなことが目的の達成に役立つであろう、こういうことは考えております。以上です。


◆吉川 委員 それではですね、今後どのような計画でそれに対応されようしておられますか。


◎石橋 情報政策課長 先ほどのテレトピア計画のことでございましたが、今年度で一応期間切れます。そういう計画の見直し等やっていきたいと考えております。期間的に今年度は一応その計画の課題等抽出しまして、来年度に計画を立てていく、こういうふうに考えております。以上です。


◆吉川 委員 計画を見直すための計画が2年ぐらいかかるということでございましたけれども、何でそない2年もかかるんかなと不思議で仕方がないんですね。先ほども情報化の技術の進歩が早くて、ちょっとついていけませんでしたという反省もあったかと思うんですが、なぜそんなに時間がかかるのかと。本来ならば、この計画を推進する中で、それを軌道修正しながらやっていかないといけないんじゃないかなというふうに思いますけれども、そのあたりはいかがですか。なぜ、2年もかけて修正しないといけないのか、新たな計画を2年もかけて、時間をかけて、なぜそんな時間がかかるのかということでございますけれども。


◎石橋 情報政策課長 テレトピア計画というのは、もともと熟度の高いものからシステムとして一応上げていく、こういうことがございます。そういう熟度の高いもの、こういうものを見定めながら、今後計画の中に盛り込んでいきたい、こういうことも考えておりますので、期間2年というのは、情報処理技術、また通信技術の進歩からいいましたら、かなり悠長なことになろうかと思うんですけど、そういう熟度の見定め等もございますので、そういうことで、長いスパンでございますが、考えておるところでございます。以上です。


◆吉川 委員 それでも結構でございますけれども、しっかりとした計画をね、もう胸を張って、堺の情報システムというのは、最近日本一という言葉が好きなんですけれども、日本一やと胸を張って言えるぐらいの気概を持って取り組んでいただきたいと思います。そういう計画、2年かかってつくられるということですけれども、それはですね、どのような組織的な仕組みの中でそれをつくられようとしておりますか。


◎石橋 情報政策課長 情報化を進めるには、情報化推進庁内連絡会、こういう部長級で構成します行政組織内の会がございます。その連絡会の下に課長級で構成します行政情報化部会というのと地域情報化部会、この2つの部会がございます。それは課長級でありますが、随時若手職員等も入れながら、それぞれのメディア等も考える中でやっていきたいと思っております。以上です。


◆吉川 委員 その中心になるのが情報政策課ということでよろしいですか。


◎石橋 情報政策課長 ええ、地域情報、行政情報、ともに担当やっているのが私どもの課でございますので、私どもが一応事務局等になってやっていきたいと思っております。以上です。


◆吉川 委員 現在ですね、ちょっと教えてもらいたいんですが、何人ぐらいいらっしゃるんですかね、この情報政策課には。


◎石橋 情報政策課長 私を入れまして11人でございます。以上です。


◆吉川 委員 11人で、この80万都市の情報システムを、いわば切り盛りされようとしているわけなんですけれども、十分な力が、11人でもう十分やというふうに理解してよろしいんですか。


◎石橋 情報政策課長 11人で十分かということでございますが、中核市、政令市に比べてかなり組織のありよう等も違いますし、開発していくやり方等も異なっております。電算開発にしましても、他市ではオープン開発、クローズ開発というやり方もやってますし、私どもはオープン開発という形でやっています。そういうところで違いますが、11人で十分かというご質問になりましたら、いろんな、先ほどから言いますように、そういう処理技術とか通信技術、こういうものの進展もございますし、新しいそういう情報化の対応等もございますので、できるだけ頑張っていきたいとは考えております。以上です。


◆吉川 委員 できるだけ頑張っていただいたらいいんですが、この11人というのは、私の過去の経験からは、非常に少ない人数だと思うんですね。先ほど高度情報化への対応というのは重要やとおっしゃられましたけれども、これはどの程度重要だというふうに認識されているんですか。


◎井上 企画調整部理事 おっしゃるように、情報処理技術の発展とか通信技術の進展というのは目覚ましいものがございます。我々もそれを踏まえまして情報化の重要性をうたってきたんですが、市民ニーズも多様化・複雑化しておりますし、これにこたえます行政需要も多様化・複雑化しておると、そのツールとして情報機器を活用するというのは、これはもう当然のことですし、そうであらねばならんということから、情報化の重要性をうたわせていただいてわけでございます。
 今、体制の問題、お話ございましたが、課長から申し上げたような事情もありますが、総数として決して多くない、むしろ少ない方だと思います。ただ、過去大量反復事務ですとか、そういうもので人員の削減等を図ってまいったんですが、今後はいろんな多様化する部分についても、庁内といいますか、行政情報関係も効率化進めてまいりたいと思っておりますし、その辺で経費的な効果ももちろん、人的な効果もある程度見込めると思います。それらについては、市民サービスなり、また一部は我々情報処理部門の体制の充実にもお願いしていきたいなと、これは当局にお願いしていきたいと思っておるんですけれども、そういうことで、いろんな工夫を重ねまして、ご指摘のように、目的をはっきりすると、それから経費対効果をはっきり測定して進めていくんだというようなことで、何とか知恵を絞ってやっていきたいなと、そういうふうに考えております。


◆吉川 委員 先ほども確認させていただきましたこの計画にある、31ページにありますですね、情報化の重点事項として、先ほど3点紹介させていただきましたけれども、これというのはですね、要するに行政の皆さんが行われているさまざまなサービスの根幹にかかわるものなんですね。皆さんの認識はお一人お一人違うかと思うんですが、皆さんご理解いただきたいのは、情報化というのは、単にコンピューターを使って何かをやるとか、通信機器を使って何かをやるとかいうことでは私ないと思います。行政の皆さんの事務も、また市民の皆さんに提供するサービスもですね、そのほとんどが実は情報であるわけですね。これをいかにうまく効率よくサービス提供していくかというのは、これは行政の皆さんの仕事の根幹にかかわる問題だと思います。これを整理してコンピューターに入れるのが非常に難しいわけです、整理しないといけませんからね。この作業が実は非常に膨大な労力を要するというふうに思うんですね。それを実はきちっとですね、全庁挙げてやっていただけないかなということを私は申し上げたいと思います。このあたりの、例えば認識がないと、非常にこれからむだな投資が多くなるん違うかなというふうに思いますね。
 例えば、例えばですよ、図書館を建てるというような話がございます。これ以前、決算か予算かどちらか忘れましたけれども、ちょっと紹介させていただいたんですが、4畳半ぐらいで図書館て今できるわけですね、やろうと思えば。どんなんやと、電脳図書館という、最近言葉が使われているんですけれども、図書データベースと、そこに通信機器さえ置いといたらですね、皆さんが回線を使って自分の好きな本を検索して読めると。何もでっかい図書館を建てて本を何万冊も買って置いとかなあかんという図書館が唯一図書館でないわけですね、そういう形もまた考えられる。例えば、この両者を比べてみると、その投資の大きさというのはもう格段に違うことは、だれが見ても明らかです。そんなん、市民の皆さんですね、そう簡単に情報機器扱えるようにならへんでと思ってたら、これは大きな間違いですね。いつの間にか15万台もの今、携帯電話がですね、高校生も使うぐらいに普及しているわけです。あんなこと、ちょっと前に想像もできなかった。それぐらいに技術の進歩は早いわけでございますので、近々ですね、必ずそういう時代が来る。
 在宅福祉サービスとか在宅医療サービスとか、いろいろございますけれども、これを人手で全部やろうと思えば大変なことでございます。それだけの将来の投資を、例えばですね、先ほど双方向じゃないからうまいこといかんかもしれんとおっしゃってたケーブルテレビを使ってですね、ご家庭に、例えば高齢者の寝たきりの老人がいらっしゃるところに端末を置いて、その様子が観察できるようにすれば、もっと人手が省け、なおかつ大きな効果が出るというようなことも将来考えられるわけです。そういうことを考えると、先ほど投資効果というふうにおっしゃいましたけれども、その既存の概念での投資効果を算出するだけでは、ちょっと不十分ではないかなというふうに思いますね。
 事実ですね、例えばこれは、横浜がケーブルテレビを活用した在宅支援システムモデル事業の実施ということで、今申し上げたようなことを既に取りかかっているんですね。この情報自身もインターネットで5分ほどもあれば、私の手元に届いたわけなんですけれども、こういうことを考えている。これも横浜ですかね、同じくケーブルテレビを使って皆さんに、その回線を使ってインターネットを自由に活用できるようなサービスを提供しようとか、あと、マルチメディアに対応した文教施策とか、いろいろ世の中は進んでいるわけでございます。こういったことを将来を見通して、21世紀を見通して、本当に取り組んでいただける計画を立てるんであれば、私は2年待ってもいいかなというふうに思うわけでございますけれども、そのあたりはいかがでしょうか。


◎井上 企画調整部理事 ご指摘のように、先ほど、日本一の気概を持ってやれというお話もございましたが、我々もそうありたいものだと思っております。将来の効果をも図ってということでございますが、その辺は情報政策課中心になりますが、おっしゃるように全庁的にいろいろ喚起もしてきてますんで、先ほど申し上げましたように、関係の部長なり、あるいは関係の課長で組織する部分あるいは若い人の意見等も入れまして、立派な計画をつくるということについては、本年度、行政情報化計画策定いたしますが、今ご指摘では、ちょっと時間かかり過ぎではないかという地域情報計画につきましても総括をした上で、目的をはっきりした上で、なお将来のそういう点についても包み込んだ上で日本一のものになるというような気概で取り組んでまいりたい、知恵を絞っていきたいと考えておりますので、今後ともご支援のほどお願いしたいと思います。


◆吉川 委員 しっかりとですね、人・物・金を投資しないと、今の投資は将来100倍、200倍になって返ってくると私は思うわけでございますので、ぜひともですね、そうした投資を惜しまないで、よろしくお願いしたいということと、決して情報担当部門だけでは、こういった計画はできないわけです。原課の諸施策としっかりとリンクしないと話にならんわけで、システムだけができても何の役にも立ちませんので、どうか原課の、先ほど連絡会は各部長さん間でもやられているということでございますので、各部長さんに、ぜひともお願いして、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。


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