[議会での質問]メニューに戻る]

1995年(H07)平成6年度決算審査特別委員会11月20日

◆吉川 委員 公明の吉川でございます。私の方からは7項社会教育費、5目図書館費に関連して質問をいたします。
 まず、図書館でございますけれども、この図書館といいますのは、法律的にその根拠とする図書館法に基づいて設置されてるわけでございますけれども、まず初めに確認したいんでございますけれども、図書館というものの目的といったものは、どういうふうになっておりますか。


◎岡田 中央図書館総務課長 図書館の目的というご質問でございますが、図書館法の第2条におきまして、「「図書館」とは、図書、記録その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション等に資することを目的とする施設」というふうに書かれております。現在、現代社会におきましては、高度情報化社会と言われております。多種多様な情報があふれているところでございます。また、市民の間におきましては、生涯学習の機運が高まり、教育その他図書館に対する期待や要求等が増大しているところでございます。そのような中で、図書館としましても市民の生涯学習を援助していく施設として位置づけて重要な位置を占めているものというふうに考えております。以上です。


◆吉川 委員 それでは、この図書館法にもあると思いますけれども、これも確認でございますけれども、図書というものの定義ですね。図書というのは何かということをお答え願いたい思います。


◎岡田 中央図書館総務課長 同じように図書館法第3条第1号には、「郷土資料、地方行政資料、美術品、レコード、フィルムの収集にも十分留意して、図書、記録、視覚聴覚教育の資料その他必要な資料を収集する」というふうになっております。以上でございます。


◆吉川 委員 わかりました。今の図書館というものの定義と、それと図書というものの定義をもとにしながら質問したいわけでございますけれども、まず、先ほどもご答弁いただきました現代社会は非常な高度情報化社会で、多種多様な情報がちまたにあふれているということでございましたけれども、そういった状況の中で、本市の図書館行政の現状についてお答えいただきたいと思います。また、あわせて昨年度の図書館の利用状況もご報告いただきたいと思います。


◎岡田 中央図書館総務課長 図書館の現状についてのご質問かと思います。現在、市立図書館では中央図書館を含めた5区域館を中枢に現図書館としては11施設、その他解放会館図書ホール、青少年センター図書室等の2施設を加えまして、現在13施設で業務を行っているところでございます。平成6年度の利用状況でございますが、蔵書冊数につきましては、一般書87万3,318冊、児童書34万8,153冊、視聴覚資料5,156点、合計122万6,627冊となっております。登録者につきましては、33万1,388人でございます。そのうち6年度中に1回以上貸し出された利用者につきましては、10万9,301人、延べの貸出人数につきましては、77万2,808人であります。なお、貸出冊数につきましては、328万3,043冊です。以上です。


◆吉川 委員 今、ご報告いただきました実貸出人数は十万九千数百人ということで、大体堺市民の13%強の方しか、この図書館を利用されていないということになるわけです。非常にまだ多くの市民の方々は、1年間図書館を使ったことがないと。85%以上の方が図書館を使ったことがないという現状になるわけでございますけれども、これについてどのように考えられているのかお答えいただきたいと思います。


◎岡田 中央図書館総務課長 図書館の利用状況というお尋ねだと思います。図書館としましては、まず第一に各6行政区域に大きなといいますか、1つの区域館を設置し、その後で分館等の設置を考えていきたいというふうに思っております。まず、第1には設備の充実というふうなことだと思っております。また、PRの件につきましては、小学校の学校訪問等を利用しまして、各小学校、幼稚園、保育所等の連絡会を開催しております。以上です。


◆吉川 委員 今後、図書館をふやしていこうという方向にあるということですけれども、それでよろしいでしょうか。


◎岡田 中央図書館総務課長 そのとおりでございます。


◆吉川 委員 わかりました。先ほど実際の利用状況をお聞きしたわけです。現在の図書館数でも非常に利用が少ないと私は思ったわけでございますけれども、今後さらに図書館というものを充実させていかれるというお話でございました。今のままでいくと、多分1図書館当たりの利用者数というのは、当然施設がふえればそれだけ減っていくというふうに思うわけでございますので、何らかの手だてが必要だと思います。冒頭に図書館の1つの定義というものを確認させていただいたわけでございますけれども、過去の図書館といいますのは、本がたくさん並んでおって、文字という媒体を通じて教養、知識、文化、場合によっては美術かも知れませんけれども、美術や歴史といったものを人に伝える本というものを提供するという、これが図書館の形態であったと思うわけなんですね。しかし、先ほども申し上げましたけれども、非常に人に情報を伝えるということが多様化してまいりまして、その媒体も文字から、最近ではイメージといったものまで伝えられるようになってきた。俗に言うマルチメディア時代でございますけれども、そういったことを考え合わすと、図書館というものの定義からすると、情報をたくさん収集して、それを利用しやすいように市民の皆さんに提供していくという、こういう役割からすると、単なる書籍だけの提供に終わらないんじゃないかなというふうに考えるわけでございます。そうすると今後、図書館の施設を充実するということであれば、これからの時代を考えた場合の、当然図書館の新しい形というものを考えないといけないんじゃないかなと思うわけですけれども、現在考えられております図書館の新しい姿というのをもしお考えでございましたらお答え願いたいと思います。


◎岡田 中央図書館総務課長 新しい図書館の姿というご質問だと思います。現在、図書館では平成5年10月から全館電算システムによりまして、先ほどご説明いたしました13館どこにおりましても、市民の方が図書館の蔵書を検索し、あるいは予約貸出についても、どこの館からも同じようなサービスが受けられるというふうになっております。また、図書館の資料ということでございますが、現在まだ図書館の本につきましては限られた予算の中で、例えば平成6年度の新刊のカバー率なんかを見ますと、現在まだ45%というふうになっております。当面は、やはり図書館本来の目的であります図書の充実に向けるのが1つの考え方というふうに思います。また、あと利用者につきましては、利用者の利便を考えるという中で電算の充実について考えまいりたいというふうに思います。以上です。


◆吉川 委員 今、図書館の利便性という面と、それから資料である図書の充実という2つのお答えがあったわけでありますけれども、その利便性は後で述べるといたしまして、その内容でございますけれども、やはり単なる本というものの充実だけではいけないんじゃないかなと、私かねがね思ってるわけでございます。例えば、美術の写真なんかの図書にしても、最近ではCDございますね。CDで何万冊分ものそういった図画、絵画の写真を見れるようになっているわけです。ですから、こういった図書の冊数にすると膨大、先ほど費用の面とおっしゃいましたけれども、費用の面も考え合わせると膨大なたくさんの図書をそろえるよりは、CD1枚をそろえる方がずっとスペース的にいいんじゃないか。そういう新しいメディアを活用する。また、そのメディアを活用するという文化をつくっていくという、そういう必要も私はあるんじゃないかなというふうに思うわけです。当然、写真といえばとまってるものですけれども、最近は動画の文化というものが非常に普及してきてると認識しております。その代表的なものがビデオであるわけでございますけれども、そういった動画というものも、ひとつ大きな情報源であると思いますので、幅広い資料というものを考えながら、ぜひ新しい図書館の姿というものを想像していっていただいて、堺にはこういう図書館があるぞと言われるようなすばらしい図書館をつくっていただきたいと、このように強く要望したいと思います。
 それと利便性という面で、今ご紹介ございましたオンラインシステムでございますけれども、これは実際市民の方が図書館へ行きました。多分本の検索ですから、こういう本はないですかということを尋ねれば、コンピューターが探してくれるというふうに思うんですけれども、これはどういうものですか。


◎岡田 中央図書館総務課長 市民の利用者の方がカウンターに来られて、本の検索についてでのお尋ねというふうに思います。1つは、館内に冊子目録といいまして、著者名あるいは分類別に冊子状にした目録を置いております。それでおわかりにならない場合は、カウンターの職員にお申し出いただきますと、職員が業務用の電算端末機を操作して、利用者の方にお見せするというふうなことを行っております。以上です。


◆吉川 委員 それでは、利用者の方が直接自分で操作して検索するという方法はあるわけですか。


◎岡田 中央図書館総務課長 利用者の方が直接端末機をたたいて検索する方法は、現在とっておりません。しかし、将来の利用を考えると必要ではないかなというふうに考えております。以上です。


◆吉川 委員 わかりました。今のところは職員の方がそのシステムで探してくれるということですね。日本チャチャチャ、いきなりでございますけれども、バレーボールの応援ではないんですけれども、日本チャチャチャという超少子高齢社会を語る14人の女と男という本でございます。別に福祉の話をしようというわけではございません。この本は、発行が本年の10月30日でございました。私、NIFTY−Serveという日本でたくさんの加入をされてるパソコンネットというんですか、パソコン通信を利用してるんですけれども、その中にこういう新刊書を購入するシステムがございます。その日に出た新刊がすべてその図書の当然表題、著者はもちろんのこと、内容にわたってまですべて自宅で電話回線を使って見れると。その本が欲しいなと思ったら、本を送れというふうな命令1本で、1週間もしないうちに本が届くんですね。これちょうど検索したときは、その日発刊された本が1日200冊ぐらいあるって本当かなと思いましたけれども、ございました。いろいろ探してこの本を購入したんです。ちなみに代金はクレジット落としということで別に払わんでええと。払わんでええということではなくて、現金は必要としないという、こういうシステムが今普及してるわけです。

 ご存じのように、インターネットでは、550万冊もの在庫を持つ本屋さんがあるんです。実際は在庫持ってないんですけれども、世界121カ国から注文を受けられると。550万冊にも及ぶ本がすぐに、1週間とはいきませんけれども、非常に迅速にこの本くれと自宅で言うたら配達してもらえるというふうなシステムが今普及してるわけでございます。今、図書館の検索のお話を聞かせていただきましたけれども、窓口で当然その図書館にある、または堺市内にある本というのが、どういう本がどこにあるかということはわかるかと思うんですけれども、その利便性ということ、これからの時代のことを考えれば、そういった家でもできるようにしたらどうかなというふうに思うわけです。図書館に行って幾ら検索してもうてもなかったということであれば、帰らなあかんわけですね、図書館から。せっかく行ったのに目的の本がないというようなことも、先ほどの図書館の利用率を考えましたら、これからはちょっと考えていただきたいなというふうに思うわけでございます。また、聞くところによりますと、大阪府は新しい図書館の来年5月開館にあわせて、大阪府はO−NET24というのをやっていますね。その中でいろんな大阪府の図書館の蔵書の検索ができるということでございましたけれども、こういったこともあわせて、当然市内の図書館の検索はもちろんのこと大阪府の図書館、または国立の図書館、そういった図書館の情報、本があるかないか、こういう本があるよといった情報がいながらにしてわかるようなシステムをぜひつくっていただきたいなと、家にそんなんあらへんということであれば、例えば支所にそういう端末を置くなりして、できるだけ皆さんがこういう図書を通じて、その活用を図る中で大きな文化の育成ができればなというふうに思うわけです。費用の面もあるかと思いますけれども、そういった研究を深められて、ぜひとも実現をお願いしたいと要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。




[議会での質問]メニューに戻る]