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2002年(H14)平成14年度予算審査特別委員会03月07日

◆吉川敏文 委員  公明党の吉川でございます。私の方からは、第2目商工業振興費について2点お伺いをしたいと思います。

 まず1点目は、新事業創出支援拠点整備事業についてでございます。非常に厳しい財政状況の中で、どうしても政策が守りに偏りがちになる中で、攻めの政策としてこの事業を考えていただいた、私は大きな期待を寄せる一人でございますので、まずもってしっかりとお願いをしたいと思います。この新事業創出支援拠点整備事業を堺市の施策として行っていく必要性、その意義をどこに置かれているのか、まず、ご答弁いただけますでしょうか。

◎初道 経済政策課長  必要性と意義でございますが、厳しい経済情勢の中、本市における経済活動の牽引役でございます製造業を中心に生産額、雇用吸収力の低下が起こっております。また、開業率の方も低下傾向で推移しておりまして、地域経済の停滞が見られる現状でございます。その中で持続的な地域経済の発展を図るためには、企業と新分野進出を促進することによりまして経済活動が活性化している。こういうことが必要であるというふうに考えております。そのため、企業の新事業創出を総合的かつ集中的に支援するための新事業創出支援機能を整備いたしまして、新たな企業や事業の苗床の役割を果たすことが重要であると考えております。

 しかしながら、経営基盤の脆弱な起業して間もない企業を支援対象とすることから、支援サービスに対する事業利益を期待するものではなく、公的サービスによります低コストの支援によって新事業創出のための環境整備を行っていく必要があると、こういうふうに考えておるところでございます。

◆吉川敏文 委員  堺市がやる必要性とその意義についてご答弁をいただきました。厳しい経済情勢の中で新事業を創出することによって、この堺市という地方自治体として地域経済の回復と活性化、これに貢献する必要があるということと、新事業創出のリスクを、いわゆる公としての堺市が担っていくというようなことかと思うんですけれども、ほかに、なぜ官としてやらなければならないか、この必要性といいますか、ほかに何かございましたら、どうでしょうか。

◎初道 経済政策課長  先ほども申し上げましたように、経営基盤が脆弱だというような中の企業さんを対象にしておりますので、そういう中で、民間でもこういう事業につきましては現在もやられておる状況でございます。そういう中で、当然賃貸料等も出てこようかと思いますが、そういう部分では負担が多くなると、これからやっていこうという企業さんにとりましては、非常に大きな負担になるのかなというふうに思いますので、そういう部分で公が支援をしていくというようなところかと考えております。

◆吉川敏文 委員  私は、そのほかにも、おっしゃってましたね、税の涵養を図るという部分、ここに公がやる一つの理由があるのじゃないかなというふうに思います。ですから、企業が育っていただいて、堺市で発展をしていただいて、そこから税金をいただくという、こういう税の涵養を図るという視点が私は大切かというふうに思いますので、まず、この点をしっかりと押さえていただきたいというふうに思います。

 それで、この拠点整備においては、建物の建設に係る経費、これについては、まず、堺市から、いわゆる土地の地上権の現物出資があるということと、地域振興整備公団からの出資によって賄われるというふうに説明をいただいております。今後ですね、このインキュベーション事業を展開していく中で、イニシャルのコストはわかったんですけれども、ランニングコストといいますか、インキュベーション事業をして展開を図っていくために市が負担する費用、これがあるのであれば、どのような経費か、教えていただけますでしょうか。

◎初道 経済政策課長  市が負担する費用が発生するのかということでございますが、施設の維持管理につきましては、これに要する経費、減価償却費等につきましてのランニングコストについては、入居者の方から徴収します施設の賃貸料で賄っていくという構造で我々は考えております。あと、インキュベーション事業の核となりますインキュベーションマネジャー、こういう方を置くということで今現在考えておりますが、この方が行います入居企業のニーズ把握、また、外部資源との橋渡しでありますとか、支援ネットワークの構築等の具体的な支援事業につきましては、市からインキュベーション法人に対しまして、委託事業として事業展開をしてまいりたいというふうに考えております。

◆吉川敏文 委員  インキュベーションマネジャーを初めとした事業を委託して、その委託費用が発生するということでございましたけれども、その費用は、いつから幾らぐらい発生するんでしょうか。

◎初道 経済政策課長  平成14年におきましては、委託料を予算的に計上しておりますが、このインキュベーション事業委託といたしましては950万を予定をしております。これにつきましては、インキュベーションマネジャーの人件費ということになろうかと思います。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  14年度を教えていただきましたけれども、15年度以降、大体ですね、概算で結構ですので、どれぐらいのランニングコストか、わかりますか。

◎初道 経済政策課長  15年度以降ということでございますが、おおむねですね、この事業につきましては、インキュベーションマネジャーを中心にということに考えておりますので、15年度以降につきましては、インキュベーションマネジャー、我々といたしましては3名というふうに考えております。金額的には、これは民間の方からの登用ということを検討しておりますので、そういう意味では金額的には4,500万円、1人1,500万円程度ということで考えておるところでございます。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  ありがとうございます。10年やっても4億5,000万ぐらいというふうな費用だということがわかりました。まず、この建物、拠点を建てるわけですけれども、この入居される起業家の方に提供する設備、私は、どんなものを想定されているのか、わからないんですけれども、やる以上は最高水準のものをそろえる必要があると思うんですけれども、これについてのお考えはどうでしょうか。

◎初道 経済政策課長  インキュベーションの入居者の方が研究開発を行うにあたりましては、その業種・業態、また開発、製品、サービスによりまして、いろんな設備が必要であろうかと考えられます。しかしながらですね、そのすべてをインキュベーションの中で整備をして提供するということにつきましては、あとメンテナンスも行っていくわけでございますが、これについては、非常に困難であるというふうに考えておるところでございます。

 当施設の中におきましては、入居企業の研究開発を行うための日常的、かつ共通的な検査機器等や測量機器等につきまして、最小限、機器の部分については整備を図ってまいりたいというふうに考えております。ただ、試作品開発に伴います加工等で必要な特殊な機械、こういうものにつきましては、入居企業がみずから持ち込んでいただくか、もしくは、この事業と密接な連携を図ってまいりたいというふうに考えております。大阪府立大学なり、大阪府立産業技術総合研究所、ここが保有をしております高水準な機器等も活用していくのも一つの方策であろうかというふうに考えております。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  それでは、起業家あるいは第2創業者がこのインキュベーション事業に数多く集まっていただかないと、当然この事業は行えないわけですけれども、そうした方々がここに集まっていただける、その魅力、メリット、これをどのようにつくり上げられるんでしょうか。

◎初道 経済政策課長  起業をめざす方にとりましての最大の魅力ということで、我々といたしましては、このインキュベーションをすることによりまして、みずからがお持ちの経営課題を顕在化させまして、不足する経営資源とどのように結びつくことができるかということであろうと考えております。そのためにも、入居者との信頼関係、これを構築をいたしまして、的確に外部資源とのマッチングを行うということで、コーディネーターの存在が必要、重要やというふうには考えております。経営に関する幅広い知識なり実務経験を持つとともに、有効な人的ネットワーク形成を図りながら、入居者の精神面での支えにもなる、こういうふうなインキュベーションマネジャーの存在が最大の魅力になるのではないかというふうに考えておるところでございまして、そのような観点から、このインキュベーション内にはマーケティングや資金調達等、企業の立ち上げ支援や新分野進出の支援を担当する、また、産・学連携等の技術関係の支援を主に担当するというような役割に応じたインキュベーションマネジャーを数名配置していきたいというふうに考えておるところでございます。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  いわゆる人材、中でもインキュベーションマネジャーの魅力がこの事業のかなめであるという、逆にいうと、それがこの事業の成否を決するというふうに感じたわけでございます。創業者、起業家あるいは第2創業者が当然入ってから成長していくまで、いろんな過程があると思うんですけれども、ある程度、製造業って割とわかりすいんですけれども、製造業では技術開発をしたり商品開発をしたり、ある程度事業化までのめどというのは、何とかなるのかなというふうに思うんですね。その先ですね、技術とか商品とかサービス、これを市場に流通させていく、いわゆる市場化するというんですか、これが非常に難しいというふうに思うんですね。なおかつ、先ほどの目的のところにもありましたように、堺市で事業展開して、堺市に貢献してもらわないといけないということもございます。この難しい課題に対して、現在どのようにお考えでしょうか。

◎初道 経済政策課長  ベンチャー・中小企業が基礎研究から試作品の開発、また、市場化に至るまでにつきましては、技術開発支援、技術移転支援から資金調達支援までの総合的な支援策の展開が望まれるところでございます。特に商品製品の市場化の段階におきましては、試作品開発時点での的確なマーケティング、これが重要であるというふうに考えております。この段階では、正確な情報提供や研究機関と連携した市場調査の実施、また、具体的な支援方策の実施が後の市場化に向けて大きな効果を示すものであると考えております。

 また、事業化、市場化の段階では同時に事業に係る投資、これも非常に必要となってくる段階であることから、投資における支援策についても、我々といたしましては、今後、大阪府、金融機関と連携を図りながら検討を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。今後は、インキュベーションを卒業した企業がいかに堺市内に根づいていただいて、より成長していただくかが重要であるというふうに認識をしておるところでございます。

 既に地域振興整備公団が市内に整備しております賃貸施設への立地・誘導でございますとか、さらには市内の工場適地及び業務オフィスへの誘導施策の具体的な検討も進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  ご答弁ありがとうございます。この件に関しては、何点か要望を申し上げたいわけでございますけれども、まず、この拠点に入っていく事業者の産業分野、これは事前の説明では、幅広く考えていくということでございましたけれども、どのような産業が望ましいかの条件、これは明確に設定すべきではないかなというふうに私は思います。例えば製造業であれば、グローバルな競争に耐える産業であるのかどうかということとか、地域の有利性を生かし得る産業であるのかどうか、あと地域の問題解決や行政ニーズに資するコミュニティビジネスというものも、その条件設定の中に入れられたらどうかなというふうに思います。

 それから、施設のランニングコストは、先ほど賃貸収入で賄われるというふうにおっしゃっておりましたけれども、前段のご答弁の中で、堺市が体力のない創業者を支援していく。そのリスクを負うんだということであれば、1年や2年、家賃をただにしてあげてもいいのかなと、その家賃収入が負荷になって、大事な技術や能力を持ちながら育っていかないという、その芽をつぶしてしまうということではだめなんじゃないかなというふうに思います。

 それから市場化について、ここはもう難しいと、さっきご答弁いただきました。具体的にこれから検討されることであると思いますけれども、これは長期的なやっぱり視点での戦略が必要だと思います。例えばですね、今、環境産業が非常に注目をされておって、堺市としても臨海部に環境何とか、忘れましたけれども、そういう構想もあるんですね。そういうこともにらみながら、例えばこの市場化の検討を具体的に進められたらどうかなというふうに思います。

 いずれにしましても、この新産業のインキュベーションを進めるというのは、いわゆるスキル、そういうスキルの蓄積が、私は成否を左右するのではないのかなというふうに考えます。それは起業家がどこにいるのか、インキュベーションのプロがどこにいるのか、このネットワークを的確に運営する新しいタイプの人材がどこにいるのかということをしっかりと見て、それを集めてくる、人材を確保すると、ここがもうとにかく非常に大事かなというふうに感じました。これについては、とにかく全力で、ちょっとぐらい私は、さっきおっしゃってた費用、高なってもええん違うかなと、ここに事業の成否がかかる以上は投資を惜しまないで、ただし、これ、成功・失敗はっきりする事業ですので、ぜひ成功をお願いしたいと思います。

 それから、集まってこられる起業家の皆さんについては、国籍を問わず、世界どこからでも招致をしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いします。

 今回の取り組み、いろいろ前段で事前に説明もいただきましたけれども、職員の皆さん非常によく動いてられるなというふうに私は感じました。ただ、その動く範囲がもっと、役所の信用というものが背中にあるわけですから、それを使いながら、グローバルにダイナミックに動いていただいて、それがひょっとしたら、この商工部の職員の姿ではないかなというふうに私感じますので、よろしくお願いします。

 あと、ちょっとこれはですね、違う話なんですが、じばしん、これはご答弁要りませんけれども、これ本当に機能しているのかなと私ちょっと思います。そのじばしんの存在価値が危ぶまれるような姿にならないように、この検討も忘れないでいただきたいと思います。以上でこの1点目は終わりたいと思います。

 2点目について商業振興についてお聞きをしたいと思います。この話は財政さんもちょっと聞いといてもらいたいんですけれども、さきの平成12年度決算委員会で皆さんに質問するというお約束をいたしましたので、お約束どおり質問させていただきたいと思います。

 1996年、平成8年度予算委員会で、私はこの商業振興に係る補助金とか負担金について質問をさせていただいてから、今回の足立課長で5人目の課長さんになります。いまだ、同じ私は質問を繰り返してるんですが、納得できる、私としてですよ、納得できるご答弁をいただいていないんじゃないかなというふうに思いますし、実際、見直しをされた形跡もないと、これはどういうことかというと、簡単に申しますとね、商店街のアーケードとか道路というんですか、の整備とか、あるいは商店振興の名前のもとに、いわゆる販促活動、具体的にいうと、大売り出しとかおっしゃってましたけれども、その負担金や補助金を市が支出するのは、これは視点が違うんじゃないかなということを今まで申し上げてきました。さらに、その支出に対してですね、当局がきちっと評価をされているかというと、非常にその部分があいまいなんですね。そういう話を今までさせていただきました。

 商業共同施設設置事業補助金、商店街まちづくり整備事業補助金、今回も5,000万ですか、予算上がってますけれども、こういう部分でハード面の整備を補助されている。ソフト面の補助としては地域商業活性化事業補助金、商店街活性化推進委員会負担金、これに税金を支出をされているわけですね。特に商店街活性化推進委員会負担金というのは、平成8年には500万、平成9年には700万、平成10年に1,700万、11年も同じ、12年には民族芸能祭とリンクするということで200万増額の1,900万、平成12年、13年、そして今回の予算でも1,700万と、これについてもう一度聞きます。この内容の説明はもう結構ですので、その成果はどうであったのか、簡潔にご答弁いただけますでしょうか。

◎足立 商工振興課長  商店街活性化推進委員会の負担金についての成果についてお尋ねかと思いますので、お答えいたします。

 この事業がですね、消費者や地域住民参加型の統一事業でございます。これは地域で頑張る商店街を一度市民に広くアピールするというために商店街ウイークを開催したのが最初であります。先ほど委員ご指摘のとおり、平成12年度は世界民族芸能祭、平成13年度は芸能祭の継承事業をタイアップしまして、多くの商店街に芸能演者を派遣しまして、そのイベントと連動した販売促進活動を実施し、地域の活性化あるいは商業振興の面で成果を上げたというふうに私は考えております。

 なお、13年度の民族継承事業でございますけれども、15カ所の商店街において、約3,000人の市民の方に楽しんでいただきまして、商業者からは、地域コミュニティの中で商店街がいかに役割を果たしていくかのというようなことのヒントを得たというような商店街の役員の方もいらっしゃいました。

 また、この事業の評価でございますけども、委員会活動の中で、いろんな部会が幾つかございます。その部会活動の中で、平成13年度には商店街のホームページの作成にも取り組んでおります。このことは中小商業者の情報化への問題意識を持っていただくということと同時に、若手の商業者の事業参画へのいい機会づくりになったかと考えております。また、商店街の役員のクラスの方からもホームページの活用に対して積極的な提案がなされるなど、現行ビジョンの中での一つの柱でございます商業団体の機能強化ということの実現にもなっているんかなというふうに理解しております。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  ですからね、商店街がそれで活性化したかどうかということが大事なんですね。今ちょっと説明いただきましたけれども、長いこと推進委員会やってて、今ごろ気ついたんかという話もありましたけれども、ですから、もうこれ以上聞きません。もう時間が中途半端です。ですから、私はお金をですね、公金を支出するということに対して、商業振興に対してお金を支出するということ、反対しているんじゃないんですね。使い方が間違ってるん違うかという話なんですね。これからも皆さん、同じ考え方でやられますか。

◎足立 商工振興課長  この考えでやるのかということでお尋ねでございますけども、私自身が商業振興に対する考え方としまして、都市という文字がございますね、都市の「市」というのは市場ということからいうように、商業というのは、都市の中で生きている、住民が生きていくためのなくてはならない重要な事業だというふうに認識しております。そういう面で、従来から、その都市、行政という、国であろうが都道府県であろうが市町村であろうが、行政が都市の重要な市民生活をする上で欠くことのできない商業というものをどう活性化するということに対して、いろんな支援策を従来行ってきたというふうに考えております。

 ただ、これから、それが時代の変化の中で、いろいろ中小企業の基本法も大きく転換されております。法律も転換して国の施策もいろいろ変わってきております。そういう新しい考えに合わせまして、私どもも一定、そういうスタンスを徐々にではありますけども、変えていく必要があろうかなというふうに認識しております。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  現行のビジョンというんですか、これが平成13年度で終わるというふうに伺っております。今ご答弁いただいたように、時代の変化に合わせて考え方もいろいろ精査しながら、新しい考え方を打ち出されるというふうに私は解釈したんですけれども、その前に、この平成13年度で終わる現行のビジョンの総括・評価、これはどのようにされているんでしょうか。

◎足立 商工振興課長  現行ビジョンの総括あるいは評価ということはどうなってんやというお尋ねかと思います。現行ビジョンのことにつきまして簡単に説明させていただきますと、現行ビジョンは、平成4年度の策定でございまして、堺にぎわいまちづくりというようなコンセプトのもとにですね、1つは商業地の重点整備あるいは商業団体の、今申し上げました商業団体の機能強化、意欲ある商業者の育成、この3つを柱にしてやってまいりました。その柱に基づきまして事業を実現してきたわけでございますけれども、この支援策の強化と、この具体的な取り組みをしまして、私どもがこれに基づく取り組みといたしまして、商店街まちづくり整備事業補助金の、先ほど委員ご指摘の商店街まちづくり整備事業補助金の創設あるいはまちづくり会社の設立の調査研究、それが中心市街地活性化基本計画策定などの商業地の重点整備を目的とした事業につながってきたというふうに認識しております。

 また、商業団体の、先ほど申し上げました支援策の拡充、小売市場活性化推進委員会及び商店街活性化推進委員会を組織して活発な事業活動など、商業団体の機能強化を促進しまして、商店街及び小売市場の中小小売商業者を中心にその特性を生かした事業活動を行ってきたというふうに考えております。

 ただ、その事業をやった一定の成果があるんですけれども、しかしながら、景気の停滞とか、いろいろ経済状況に左右される商業活動の中では、一定の成果を上げた面もございますけれども、まだまだ残された課題といたしまして、定めた9つの地区が計画当初の目的に沿った重点地区のめざすべきやり方になってないというような課題も残されております。こういうことにつきましては、今後新しいビジョンの中で再度検討しながら取り組んでいきたいなというふうに考えております。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  経過は説明してもらうつもりなかったんですけれども、事前にですね、私はこの現行ビジョンの総括・評価についてお聞きをいたしました。私からもう言いますわ。4つの課題があるというふうに皆さんは認識されていると、1つは支援施策の見直しが求められるであろうと、2つ目は商業者及び商店街の自主性をもっと引き出すこと、そして個店経営に関する行政の関与の仕方を整理すると、それから3つ目が具体的な施策提言に基づく役割分担に言及したにもかかわらず、その実効を担保できる進捗状況の管理が有効に行えなかったと、それから商業サイドの主体的な取り組みがなく、商業機能そのものの取り組みが不足していたというふうにきのうはおっしゃっておりました。

 今のご答弁で新しいビジョンを策定されると、ですから、こういう課題、ちゃんと認識をされているわけですから、ぜひですね、その認識をこの新しいビジョンの中に生かしていただきたいと。このビジョンは前回のご答弁では、今年度中にできるというふうにおっしゃってましたけれども、これはできますか。できるか、できないだけでいいです。

◎足立 商工振興課長  今年度策定の予定でございます。以上です。

◆吉川敏文 委員  このビジョンをもとに、その実行はいつからやるんですか。

◎足立 商工振興課長  平成14年度からでございます。

◆吉川敏文 委員  そうすると、今回の平成14年度予算案に、この新しいビジョンに基づいた施策が反映されていないといけないと私は思うんですけれども、見るところによると、私、予算書ずっと見ましたけれども、その新しいビジョンを反映させた予算というのがどうも計上されていないというふうに思うんですね。これは一体どうなっているのかなというふうに疑問に思うんですけれども、これ、部長どうですか。

◎西山 商工部長  今現在、ビジョン策定中でございますが、本来的には、これ年次計画をもって、おおむね5年をめどに、まず、商業振興をどうしていこうというのが今まさに経済環境、こういう中で問われている中で、実効性あるビジョンをつくってまいりたいと思っております。それと、先ほどから補助金、負担金のご指摘もいただきましたですけども、その当然、ビジョンの中には、現行制度の部分も若干含んでおりまして、新規の部分が打ち出せてないというご指摘でございますけれども、ちょうど今まだ策定中でございまして、本来は前倒しで実施すべきところなんですけれども、策定中と予算措置との連携が若干とれなかった部分が我々、正直に認識をしております。ただ、今後、先ほど何点かご指摘いただきました支援策なり商業者の関係なり個店の関係なり、これはビジョンの中で鋭意詰めていきたいと思っております。

 それから、ビジョン策定、間もなく策定いたしますけれども、その後、小売商業振興ビジョンの推進協議会を関係機関の有識者を入れながら、まさに何を年次的にやっていくのかということについても、鋭意詰めてまいりたいと思っております。ただ、14年度の予算については、ご指摘のとおり、若干反省もしております。以上です。

◆吉川敏文 委員  5年のビジョンでね、5年のビジョンで、その1年目に予算に反映できてないって、1年間何するんですか、その推進協議会で検討するんですか、残り4年でやるんですか、それを。私はね、そういう仕事のやり方、ちょっとおかしいん違うかなと、いわゆるね、ビジョンの策定というのは、13年度かけてやってこられたわけですよ。それが20年も30年ものビジョンでしたらね、もうちょっとゆっくり考えよかというのもわかるんですけれども、この3月にはビジョンができるわけですよね。今、こういう悠長な時代じゃないわけですね。市長もスピード、スリム、コストとおっしゃっているわけですね。商業振興に対する皆さんの思いはよくわかります。でも、それを実行に移していただかないと、成果はあらわれてこないわけですね。

 既に先ほど申し上げたように課題も整理されているわけですから、14年度はこのままいきまんねん、今までどおりいきまんねん。でも、ビジョンは新しいものですねんと、こんなおかしな話は私、ないと思うんですね。財政さんなんか、どういうふうに見られてるんですか、このあたりは。

◎森田 財務部次長  小売商業の振興ビジョンなんですけれども、今、経済局答えられたとおりなんです。実は、予算の要求の中にも一部出てはおりました。例えば個店の経営について、繁盛店のものとか、ただ私ども、それをよう予算化せんかったということは実はございます。それでも1つやっておけば、前向いて1つやと言うてたのがあったかもわかりません。ただですね、そこには先ほども委員おっしゃってたように、行政のあり方がね、関与のあり方がどうもうまくやれてなかったというところがあったやに思っております。そういうところは、ひとつ、再度ご検討いただきたいというようなこともございまして、先ほどちょっと申し上げましたが、繁盛店を持ってくれば、商店街そのものはようなるの違うかと、またですね、これは商店街全般にわたること、これは市場も一緒でございますが、思っておる中で、今までいろんな施策打ってまいりました。1つ思っておりますのは、これでね、もっと衰退するスピードがあったのをとめたん違うかというのが一つの評価があったかもわかりません。これを言いますと、もう何も言えないんですけれども、それで、これはもう単に自己満足かもわかりません。ただ、今後、できるだけ新たな新しいビジョンの策定を今なされておるところでございますから、もうでき上がりますので、それをスピーディーに生かしていきたいという気持ちは我々は十分持っておるところでございます。以上でございます。

◆吉川敏文 委員  財政さんの見方、プラスアルファをおっしゃっていただいたんですけれども、要は、ちょっとおっしゃいましたね、そういう新しいものもあったけれども、要するに官の役割というものが整理できてないからあかんと言うたと、今まではよかったんですかということなんですよ、それやったら。この補助金とか負担金がほんまよかったんかと、私はそういうふうに思うんですね。

 もう時間お昼ですので終わりますけれども、きちっとですね、本会議でも言いましたね。部分的な最適化が、全体的な最適化になってませんでという話言いました。これ、一つのいい例違います。この局の中でもそれがちゃんとできてないんですから、これは私はきちっと仕事のやり方をやっていただきたいなと。商工部の中には、本当に若い優秀な意欲ある職員が私一番多いんじゃないかなと庁内で、そんなん言うたらほかの局に怒られますけどね。非常にお話をしてても優秀です。意欲はございます。その意欲をきちっと仕事につなげるというのがマネジャーの仕事でしょう、予算も含めて。私はそういうふうに思いますので、もう今回でこの話は終わりたいと思います。ぜひとも、堺市の商業振興に最大の力を発揮していただきまして、いい堺の商業だなと言われるようにしていただきたいとお願いをいたしまして、この質問は終わりたいと思います。以上です。ありがとうございました。


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