平成15年10月 7日都市活性化・雇用対策特別委員会
◆吉川 委員 おはようございます。公明党の吉川です。私は、都市活性化の要素の一つとして観光というものがあると考えております。しかし、堺でこの観光ということを考えるならば、それは都市型観光ではないかというふうに思っております。この堺の都市型観光、この観光という言葉がどうもなじまないんですけれども、いろんなところでは都市型観光のことを指してアーバンツーリズムとかおっしゃってますが、その観光という、旧来ある観光というイメージではなくて、新しい概念の都市型観光と、これが堺の一つの都市活性化の要素であるというふうに考えております。これを一言で申し上げると、魅力ある都市そのものが最大の観光資源ではないかと、そしてその都市型観光の概念は、都市の集積を対象に積極的・政策的に明確な意図を込めて観光を創出することというふうに理解をしております。つまり自然のトレンド型で都市型観光をつくることができないということで、積極的・政策的なつっ込みが不可欠であるというふうに思っております。このことを前提に、きょうは、少し観光について質疑をしたいと思います。
まず、堺市文化観光振興施策についての意見書、にぎわいのあるまちに向けてという、堺市文化観光振興懇話会が平成15年7月に意見書を出されました。この内容の概要をお知らせをいただきたいと思います。
◎佐藤 観光担当課長 7月に出されました意見書の内容でございますけれども、その中身につきましては、本市におけます文化観光振興の必要性や、本市の文化観光施策の方向性及び病院跡地に計画をしております文化観光拠点施設の整備の状態につきましてご意見をいただいております。
まず、文化観光施策の方向性といたしましては、堺の魅力を明確に示すための堺のブランドイメージの構築が必要であろうと。それから、駐車場の整備や路面電車の活用等によりますアクセス環境の整備、それから休憩場所、案内設備等の観光関連施設の整備、また文化観光事業の活性化、それから我々国際文化観光部でございますけれども、国際交流を通じました事業展開の必要性等のご意見をいただいております。また、文化観光拠点施設の整備につきましては、その施設のあり方といたしましては、文化観光行政につきましては、長期的に取り組むべき施策であろうということもございまして、そのためには適時見直しが必要だろうということで、暫定的な整備が必要であろうということのご意見いただいております。
それから、施設整備の方向性といたしましては、茶の湯をブランドイメージとしてはどうかというようなご意見、それから、整備にあたりましては民間活力の導入や定期借地方式の活用等、また、具体的な事業展開に係るアイデアといたしましては、千利休の生誕地でもございます茶の湯のメッカとしての展開が必要じゃないか。また、堺は海のシルクロードの東の端としても存在していますので、そこから派生しまして、アジアの茶体験や食体験などの施設の整備、また、観光とまちづくり施策との連携の必要性等がうたわれております。以上でございます。
◆吉川 委員 済みません、落ちついて、ゆっくり言うてくださいね。それで、今、ちょっと聞き逃したかもしれないんですが、施設整備の方針として茶の湯ということをおっしゃったと思うんですが、この意見書の中では、堺市のブランドイメージを構築するということで、その候補として茶の湯があるんではないかということなんですが、そこはどうなんでしょう。
◎佐藤 観光担当課長 そのとおりでございます。施設整備の方向性で一つの意見といたしまして、茶の湯をテーマにしてはどうかということでございます。
◆吉川 委員 ということは、堺市のブランドイメージに茶の湯を採用しようということではないんですか。
◎佐藤 観光担当課長 堺市といたしましても、茶の湯が世界に発信いたします中で、一つのブランドイメージになるかということも考えております。以上でございます。
◆吉川 委員 ちょっと、私の頭が混乱してるんで申しわけないです。ですから、旧堺病院跡地の観光交流拠点の整備のそこの場所だけのイメージが茶の湯なのか、堺全体の観光としてのブランドイメージを茶の湯で確立していこうということなのか、もう一度ちょっと教えていただきたいと思います。
◎溝口 国際文化観光部副理事 今ご指摘の茶の湯のブランドイメージの件でありますけれども、私どもは、この堺を歴史文化を中心とした新たなそういう一つ文化の発信、そしてまた観光振興という観点から、さまざまな、この懇話会でも意見をいただきました。その中で、今の課長の説明で少し不十分であったかと思いますが、具体的にはやはり堺の一つのまち全体、堺というイメージを他都市から見たときに、海外から見たときに、そのブランドイメージというわかりやすい堺のイメージとして茶の湯というのを意見をいただいたという経緯がございます。
それで、今回の一つの堺病院跡地の、いわゆる建設する拠点の施設の整備にあたっては、この地域がビジター戦略の中でもありますが、中世文化のその中心ということでもございまして、ぜひ、その中に茶の湯をイメージした、そういう一つの施設整備というのを推進してはどうかというご意見をいただいたという経緯がございます。以上でございます。
◆吉川 委員 よくわかりました。このブランドイメージという言葉がもう少しわかりにくいんですが、これはどういうふうにとらえたらよろしいんですか。
◎佐藤 観光担当課長 堺市外の方々に、堺とはどういうまちかということが、1つの言葉でイメージできるようなものかというふうに考えております。以上でございます。
◆吉川 委員 ということは、堺というのは、これから茶の湯と、これをブランドイメージとして前面に打ち出すということなんでしょうか。
◎佐藤 観光担当課長 意見書の中で、そういうご意見をいただいたということでございまして、それをまだ具体的に市の中で、その施策を取り入れるということにはまだ決定いたしておりません。以上でございます。
◆吉川 委員 では、この意見書、これから堺市はどのようにそれを受けとめて観光施策に反映させられるんでしょうか。
◎佐藤 観光担当課長 今回の意見書につきましては、堺市の観光行政の中でかなり欠けておる部分につきましてのご意見をいただいているということは痛感しております。そういうことから申しまして、これからの観光行政の中に取り入れれるものにつきましては、できるだけ取り入れてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
◆吉川 委員 わかりました。それでは、これまでいろいろなことを皆さん、おっしゃってるんですけれども、まず、おいでよ堺21堺ビジター戦略プラン、これは2001年3月につくられてます。何か、こういう都心地域活性化に向けて2002年案、こんなんをつくられてます。もちろん総計はありますよね。このそれぞれの位置づけの中で、まず、ちょっと1つ1つお聞きをしますけれども、今おっしゃられた、ご答弁いただきました意見書、これと、この堺ビジター戦略プランですか、これの位置づけ、これはどのようになっているんでしょうか。
◎佐藤 観光担当課長 懇話会の意見書につきましては、先ほども申し上げましたとおり、堺の魅力や価値を高めるためのブランドイメージの構築等のご意見を初めといたしまして、本市におきます観光行政の各種集客施策を推進していきます上で、また、おいでよ堺21堺ビジター戦略プランでございますけれども、これに書いております観光重点ゾーンの整備を推進していく上での貴重なご意見であるというふうに認識しておりまして、今後、本市の観光振興施策に十分反映させてまいりたいということを考えております。以上でございます。
◆吉川 委員 それでは、この堺ビジター戦略プラン、これは、要するに観光行政、集合でいうと、この堺ビジター戦略プランがあって、その中の一つとして観光振興施策があると、こういうとらえ方でよろしいんでしょうか。
◎佐藤 観光担当課長 委員、おっしゃるとおりでございます。以上でございます。
◆吉川 委員 私も、この堺ビジター戦略プランを読ませていただきました。最初はびっくりしました。何にびっくりしたんかというと、プランの目標を記述されている部分で、1999年の調査で、観光ビジターは約1,400万人と、これにまずびっくりをいたしました。そして、ここに掲げられている目標、2010年、あと7年後ですけれども、ここには2,100万人のビジター数を想定をされています。現在、1,400万人のビジターを2,100万人にされるということは、観光ビジター数を2,100万人にされるという目標をお立てになってるかと思うんですけれども、これを推進していくための施策というのは、さまざまな部署に、これはわたっていると思うんですね。その一つとして観光振興があると思うんですけれども、こういう聞き方をすると、非常に答えにくいかもしれませんが、ここに掲げられている目標値のうち、観光振興によって担っていく部分というのは、例えば割合でいうと、どれくらいのものなんでしょうか。
◎溝口 国際文化観光部副理事 お尋ねの割合という点でございますが、これは堺の施策を総合する中で、いわゆる全体として推進をする中での目標値というふうに考えておりますので、今、委員おっしゃるように、観光以外にもまちづくりを含めたさまざまな施策があろうかと思います。そういうものが織りなしての目標値ということでございますので、私ども、観光の部分でどのぐらいの割合かという、そういう算出もしくはそういう根拠を持ってつくったものではございません。以上でございます。
◆吉川 委員 私は、目標を立てたから、100%達成せなあかんということはないと常に思っています。成功もありゃ失敗もあると、失敗も許さなあかんと思ってるんですけれども、ある程度目標を立てることは大事なんです。というふうに考えています。しかし、皆さんの目標の立て方で、いわゆる責任の所在がどうもあやふやなところがいつもあります。そしたら、この2,100万人というビジター数を一体だれが確保してくるのという話にきっとなると思うんですね、目標として掲げられている以上は。今、観光さんにお聞きすると、その割合、いろんな部署が絡んでのビジター数だとおっしゃってるんですが、これは私は一つ違うと思うのは、例えば観光振興をされる上で、狭義の観光ということで考えて、こういうことだと、こういう目標だということはせめてお立てになった方がいいんではないかというふうに思います。
じゃあ、それ以外の皆さんの部署で、じゃあ、この2,100万人のビジター数を確保するために、こんなことするねんというふうに考えられている部署があるんでしょうか。ということをお聞きすると、だれも答えないんで、企画さん、どうでしょうか。
◎足立 企画部次長 委員ご指摘のように、この観光施策の中で、現状が1,400万のビジターで、2010年に2,100万人の目標を掲げておる。この目標につきましては、確かに今ご指摘のように、観光という面に、あるいは飲食店などを目的に堺を訪れるというような目的で来訪される方の人数も含まれております。そういう意味では、産業振興とか、あるいは総合調整する私どもも含めまして全庁的な取り組みをしていく必要があろうというふうに認識しております。以上でございます。
◆吉川 委員 それでは、この堺ビジター戦略プランを、どういうふうなプロセスで全庁的に進めていかれるのか。そして、どういうふうな組織体制でそれを進められていくのか。先ほど観光さんがおっしゃってましたけれども、堺のブランドイメージの候補として茶の湯があるよという話なんですが、それも含めて堺全体のブランドイメージをどうしていくのかというのは、一体どこで協議されるのか、そのあたりがちょっと私にはわかりづらいんですけれども、それはそういうテーブルが既にあるんでしょうか。
◎佐藤 観光担当課長 今現在といたしましては、庁内的にそういう組織はございませんですけれども、今後、我々観光担当課といたしましては、庁内の推進組織をつくってまいりたいというふうに考えております。その中で検討すること、それから、2000年の、おいでよ堺21堺ビジター戦略プランに基づきまして、官民一体となりました、おいでよ堺21実行委員会というものも設立してございます。その団体とも調整をいたしまして、意見等を交換しながら、ブランドイメージの構築につきまして議論してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
◆吉川 委員 ありがとうございます。中期的な問題、短期的な問題、いろいろ、いろんな取り組みの課題に対して、その解決をしていかないといけないというのは十分よくわかりますし、この観光ということを申し上げると、非常に難しい課題です。冒頭申し上げたように、都市全体の魅力を構築するということになると、これは非常に大きな課題になるんですね。その上で、観光さんは、いろいろこういうことを考えられているということなんですが、私が冒頭申し上げた、広い意味での観光という部分、集客という部分、交流という部分、それをどう考えていくのかという部分の取り組みの順番、こういうのは考えられているんですか、ちょっと聞き方おかしくて申しわけないんですが、企画さんはどうでしょう。
◎宮脇 企画部長 委員ご指摘の点は、都市政策において観光立国、観光立市という、それが重要であると。要するに観光によるまちづくり、国づくりが非常に重要であろうというふうに私ども認識しております。そういう意味では、私ども、市街地の整備でありますとか、良好な住宅地、生活環境の形成、また自然環境の保全でありますとか産業活性化等多様な取り組みをしておるわけでございますけども、その中では、一つ、観光という視点でもって、それを横にくし刺しにするというか、委員も常々政策連携ということをおっしゃっておりますけども、そういうことが重要ではないかというふうに考えております。
そういう意味で、今回意見書、懇話会の意見書も出たわけでございますし、ビジタープランもある、また総合計画もあるということで、各部署連携して、この取り組みを進めることが重要であるというふうに認識しておりまして、私ども関連します政策担当課長会議等でも、この問題について十分議論して、どんな形で連携できるのか、そのあたり、また、委員ご指摘のとおり、何から順番に取り組むのかという点についても十分検討してまいりたいというふうに考えております。
◆吉川 委員 おっしゃるとおりだと思います。そのとおりやってほしいんです。これが、ちょっと一つ大きな要望なんですね。いつ、どこで、どういうふうにすんねんとまでは言いません。この取り組みというのは本当政策連携が重要なポイントだと思います。その都市の魅力を高めるという、例えば景観一つでも非常に、これは都市イメージを左右します。私は20数年前、初めて堺を訪れました。それまで堺というのは教科書で習った程度と、臨海で汚なかったというぐらいの認識しかなかったんですけれども、フェニックス通りを車で走って感動したんです。何に感動したかというと、フェニックスの木に感動したんですね。私、奈良県の桜井の田舎の出身なものなので、ああいうフェニックス見たことなかった。あのフェニックス通りを走ったときに、その景観がかもし出す雰囲気に何か異国情緒を感じまして感動いたしました。だれが植えはったんか知りませんけれども、偉かったなと思います。
今、政策連携を進めながら都市の魅力を高めていく、その一助として観光を当然一つの要素として考えていく、この議論はもうそれはよくわかるんです。ただし、観光施策といっても、例えばそこに影響する都市の景観とか、例えばそこに住む市民の皆様方のかかわり方とか、そういうものが非常に重要になってくる、これは政策連携なくしてはできないということをご理解をいただきたいと思うんですね。
ちょっと景観の話、済みません、話があっちこっち飛んで申しわけないんですが、景観の話ですけれども、これ、だれが都市部、今回は都市活性化の特別委員会なんで、都市部の景観について考えられているのかなと思うんですね。1つ事例を挙げますと、シンボルロードですね、あれ何がシンボルなんでしょう。シンボルロードのシンボルは何なんでしょう。
◎本田 都心整備担当部長 ご承知のとおり堺市の表玄関といいますか、中央を東西に貫くシンボルロードでございます。今現状、シンボルロードとしての工事は終わっております。しかし、この活性化という観点からいきますと、シンボルロードのただ単に幅を広げて景観を整えた。これだけでは都市としての魅力は上がってこないと思います。シンボルロードを活用して、さまざまな、例えばですね、活性化に向けたソフト施策、イベント、こういったことが備わって初めて整備と、それから人、こういったことが備わって初めてシンボルロードとしての活用ができるんではないか、そういった観点からいいますと、現状では、シンボルロード自身が十分に活用されてないんではないかというふうにも考えてございます。以上です。
◆吉川 委員 シンボルロードの活用について聞いたわけではないんです。シンボルロードのシンボルは何なんですかって聞いてるんですね。
◎本田 都心整備担当部長 一般的には堺を代表する部分ということかと、象徴的な道であろうというふうに考えてございます。以上です。
◎指吸 市長公室長 シンボルの意義は、当然、堺市の象徴でありますけれども、堺東が堺の表玄関というような形で今まで取り組んでまいっております。それから、堺駅も、これは西の玄関ということで取り組んでおりますので、その間を結んで都市軸を設定して、そこに大きなにぎわい、あるいは活性化を図っていくと、そこでまた、シンボルロードの歩道部分を広げましたのも、そういう歩行者が、やはりそういう堺東、堺駅、真ん中に阪神高速が通っておりますけれども、こういうものを今ちょうど陸橋もできまして、つないだところでありますけれども、この道路を広く歩行者と、それから商店街あるいは住居、そういったものを含めて市域の活性化をねらっていくと、一つの大きな都市づくりの中心であります。以上であります。
◆吉川 委員 済みません、シンボルロードのシンボルは何なんかと聞いてるんですけれども、私が言いたいのは、どうもシンボルロードをつくられたときのコンセプトって何やったんやろうというふうに感じるんですね。歩いていただいたらわかると思うんですわ。皆さん、そう思いません。先ほど、堺ビジター戦略プランで、このゾーンの何とか言うてはりましたね。このゾーンは中世文化にふれあうゾーンですか、じゃあ、そういうコンセプトでシンボルロードが貫かれているのかとか。それから、この庁舎もそうです。もうでき上がってから言うても仕方がないと思うんですが、高層館と新しい庁舎、これ、外観的に統一感、本当にあるのかなって。それから、堺市が建てられている建物、市民病院とか支所とか保健所とか、いろいろありますけれども、その、例えば外観のコンセプトというのは統一されているのかなと、これ、いつも申し上げてることなんですが、皆さんがコントロールできる部分でも、それがなかなかできてないと私は感じてます。皆さんがコントロールできない部分を市民の皆さんに、それをやってくれというのは、もっと難しい話じゃないかなというふうに思うんです。
私がきょうは申し上げたいことは、企画部長、おっしゃっていただきました、この都市活性化のための観光振興というのは、政策連携をきちっとやっていただきたいということと。もう一つは、堺のブランドイメージというのか何ていうのかわかりませんけれども、例えば観光にしてもコンセプトを明確にしていただいて、一たん決まれば、すべての部署がその一つのコンセプトで動いていただきたいなというふうに思います。そうでないと、都市全体の魅力というのは構築されないんではないかなというふうに感じるんです。
こういう話は非常に時間がかかる話でしょうし、難しい話ではあるかと思うんですけれども、そのことをしっかりと議論するテーブルをやはりつくるべきだと私は感じるんですけれども、どうなんでしょうか。
◎土谷 国際文化観光部長 先ほど観光課長がご答弁申し上げましたように、現在、我々、観光施策の中で、やはり3つ大きな、政策的な連携ということを考えなければならないというふうに思っているところは3つございます。1つが行政内部でございます。これは庁内体制ということになります。2つ目が観光に携わる業界の方々、例えばホテル業界であるとか、あるいは関連の土産物産業であるとか、このような方々との連携を深めていくというふうなことが必要であると思っております。3番目に、やはり市民の方々と協働、これは成功しております観光地の例を見ますと、市民活動というものがかなり盛り上がったところで観光施策というものが打ち立てられているということでございます。この3つの連携を常に我々はとっていかなければならないというふうに思っておるわけでございます。
今、委員おっしゃっておられますのは、その中でも庁内体制がまだ十分でないのではないかというふうなご指摘であると思います。これにつきましては、我々もそれを痛感しておりますので、今後、この庁内体制をとっていくということについては全力を尽くしてまいりたいと、このように考えております。以上でございます。
◆吉川 委員 ぜひですね、きちっとその庁内体制を整えていただきたい。ただ、庁内体制を整えるだけで、それが効果を発しないといけないと思うんですね。一たん、決められた中世のシンボルどうのこうのという、こういう話だとすると、いろんな部署がそのことについて、その方向で仕事をしていくという、これ、ほっといたらあきませんよね。しっかりとそれを評価していく。それは1部署だけの話ではなくて、全体を含めた話として進めていただきたいというふうに思います。
それからもう一つだけ、これはお願いですけれども、こういう非常に長期的なテーマに取り組む上では、財政的な一つの指針というのを出していただいた方がいいんじゃないかなというふうに思います。単年度でできる話というのは、なかなか難しいと思いますので、単年度の積み上げだけではなくて、長期的な投資計画のようなものをつくっていただいて、それを指標としながら毎年度の予算をつくっていただきたいということをお願いをして質問を終わります。ありがとうございました。