都市再生対策特別委員会
 (2011年12月21日)
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吉川 敏文 委員
 
 公明党の吉川でございます。

 私のほうからは、通告では泉北ニュータウンの再生について、そして都心地域まちづくりについて、この2点をお伺いするということで申し上げておりまして、先に都心地域のまちづくりについてお伺いをして、時間がございましたら、泉北ニュータウンの再生についてもお伺いをしたいと思います。皆さんの昼休憩時間を短縮するようなことはいたしませんので、的確にお答えをいただきたいと思います。

 その前に、先ほどの野村委員の質問の中で、南海高野線の連続立体交差事業に係る質問がございまして、デメリットというお話がちょっとあったかと思います。次長がお答えになっていたと思うんですけれども、そこ、私ちょっと正確に聞き取れなかったんですが、申しわけないんですが、そこをもう一度お話しいただいてよろしいでしょうか。
 
服部 連続立体推進室次長
 
 先ほどの答弁で御紹介しました内容につきまして、高架化と地下化の比較をした中で、その高架化した場合のメリット、デメリット、地下化した場合のメリット、デメリットを御紹介させていただいております。再度その中身について御紹介させていただきます。

 高架のメリットとしましては、事業費が地下化に比べて安価であるというのがまずメリットの1つ。デメリットといたしましては、高架構造物になりますので、景観や周辺の調和の面で地下化に比べて劣るということで、それがデメリットになります。

 次に、地下化にしますと、また反対に景観や周辺との調和の面ですぐれてくるというのがメリットになります。その中で御紹介さし上げたのは、堺東駅前についての地上空間の活用の広がりもふえてきますよいう内容についてもお示しさせていただきました。

 次に、デメリットになるんですけれども、やはり地下化にしますと事業費が高くなる。それと、そうしますと当初新規着工準備採択時における全体事業費、これは約500億円なんですけれども、この500億円を超える財源確保の調整がやはり必要になってくるというのがデメリットの1つと。

 それともう1点御紹介さしあげたのは、浅香山の部分は高架になって、そこから斜路で今度は堺東を地下化するという計画にした場合、どうしても斜路部分で、やはり地下から高架へ移行するところで地域のちょっと分断が考えられるであろうというとこら辺がデメリットになるであろうということで御紹介差し上げました。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 どうもありがとうございました。そのお話を聞いていて、さすが専門家だなというふうにも感じたんですが、一方、このデメリット、メリット、こういうことを考える上で、その尺度をどこに設定するのかによって、ひょっとしたらこれは大きく結果が異なるのではないかなというふうにも感じたわけでございます。

 なかなか先ほどのやりとりの中では、そこまでお話が及ばなかったかもしれないんですが、私はこの連続立体交差事業というのは単にその道の混雑というんですか、あかずの踏切がなくなって渋滞がなくなってよかったなと、こういう話だけで物差しを当てるとしたら、確かに先ほどおっしゃられたようなメリット、デメリット、まさに的確なお答えだと思うわけでございますけれども、それだけではなくて、そこに踏切がないということは、まちの構造を変えることができるというふうに考えると、そこまで思いをはせると、この物差しはもう少し広げることができる。まちの構造をどういうふうに変えるのかということも随分と自由度が広がる。そこまでの物差しを当ててデメリット、メリットを考えると、ひょっとしたらまた結果が異なるのではないかなというふうな気もいたしました。

 先ほどの御答弁がどうかというお話ではなくて、物事の考え方として、そういうところもぜひ皆さんお持ちいただきたいなというのが私のきょうの本題になるかもしれないんです。

 先ほどから、この都市再生対策特別委員会の中で何点か議論をしようということで、中心市街地の議論が少ないよということで委員長から御指示がございまして、今回私はこの質問をすることにしたんですが、過去にもさまざまな議論をされているわけでございますけれども、どうも全体的に私が感じることは、皆さんが自信を持ってまず仕事をしていないんじゃないかということ。間違いなく堺はこの方向に向かってやっていけば、都心について活性化ができるんだという自信を持たずに、自信がないものですから、あれこれあれこれいろんな会議体をつくっていろいろ議論されているというふうに私には映ります。

 まず、この都心のまちづくりについて先ほどもございましたが、堺市都心地域まちづくり方針(案)、これを皆さんはお示しになりました。この全体の議論をすると少し焦点がぼけるので、特にこの堺東駅前にだけ話を絞って御議論をさせていただきたいんですが、大きくは先ほどの質問にもございましたので省かせていただきますが、方針に基づいていろんな取り組みがあるわけでございますけれども、特にこの堺東周辺地域、これを皆さん方はまずどのようにしたいのかということを初めにお答えいただきたいと思います。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 まず、堺東についてでございますけれども、これはこの方針案でもお示ししておりますように、都心の中でも随一の中枢性を持つエリア、これを堺東であると思っております。いわば政令指定都市・堺の玄関口、これもかねてからよく言われておるキャッチフレーズではございますが、まさしく政令市の顔となるべきエリアだと考えております。

 その意味で、さらなる高度の都市機能の集積も図りつつ、他の居住機能の強化等も行いながら、観光資源の開発、こういうものとも連携しつつ、その顔づくり、複合市街地の形成、これをやっていくこと、これがめざすところかなとこのように考えております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 もう少しイメージを具体化するためにお聞きをいたしますけれども、よく私たちも今御答弁ございましたように、政令指定都市の玄関口である堺東と自信なく言ってまいりましたが、果たして、では政令指定都市の玄関口というのはどのようにつくり上げていかなければならないのか、またあるべきなのか、その辺の具体的なイメージがございましたらお示しをいただきたいと思います。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 まさしくその具体的なイメージにつきまして、この方針をもとに、ただいまつくり込みを行っておりますまちづくり計画の中で、できるだけ具体的な形としてお示ししていきたいなと考えております。

 ただ、漠然と玄関口づくりといいましてもイメージがわきませんので、やはり一定程度この堺という都市イメージを代表するような、例えばランドマーク的なものであるとかシンボル的なもの、こういった形成も必要になってくるのかなと。あわせまして、そこでそういったハード面だけではなく、そこに生活する人、住む人も商業者も活気あふれる生活を送れる、商業活動を営んでいただける、このようなことが必要になってくるのではないかと思っております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 私がお聞きしたいのは、例えばという話ではなくて、明確にいろんなところに皆さん方は中枢機能あるいは都市機能を集積しなければならないとおっしゃっているわけでございますので、その機能というのは果たして何なのか、そこをお答えいただければありがたいんですが。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 この基本方針の中にも都市機能の集積というのをお示ししております。この中にはもう既に集積が一定程度進んでおります業務機能、それから商業機能等についてはうたっておりますけれども、行政機能につきましても、その中で新たなものがあれば、そういったものも高度に集積を図っていくと、このような考え方が必要ではないかと思っております。
 
吉川 敏文 委員
 
 ではもう少しお聞きしますが、例えば今行政機能、新たなものがあればというふうにおっしゃいましたが、状況に応じて皆さん方はそれに合わせ込んでいくというまちづくりをこの堺東ではやっていくという姿勢なんですか。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 状況に合わせてと申しますが、ただいま庁内でもさまざま照会等をかけまして議論を進めておるところでございます。

 この方針に基づいて、少しでも都市機能の集積に向けてやっていくための施策出し、あるいは具体の事業について庁内で検討を進めておるところでございます。

 ですので、状況に合わせて今後そういった検討状況を踏まえながら、この計画のつくり込みの中でうたえるものについては盛り込んでいきたいなと、このように考えております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 私は具体的なイメージをつくることが先決かなといつも思ってるんですね。イメージがないと、それに向かってのいろんな事業というのはつくれないわけです。にもかかわらず、皆さんはこの中で堺東駅周辺に今後取り組みを進めるもの、あるいは具体的な取り組みを行っているものということで何点か書かれているんですね。多様な地域主体の連携のもと、集客性の高いテナントの誘致や空き店舗の活用、これは今後取り組むと。それから、専門家をタウンマネジャーどうのこうのとか、交通結節機能の強化等による利便性の向上も今後取り組むと書かれていますし、民間の開発を促進し、駅前立地を生かした都市型ライフスタイルを創出、いろいろ書かれているんですが、この中で、じゃあ皆さんはどういうお仕事をされようとしているんですか。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 私ども都心まちづくり推進室として、このまちづくりに取り組んでいくに当たりまして、やはり、まずはこのまちづくり計画を委員が御指摘ありましたように、具体的なイメージのある形としてお示しすること、これがまず第1だと思っております。

 その中で、各種施策連携をとりながら、最も効果的に新たな活力の再生、創出等が進むような、いわば先ほどもございましたが、選択と集中の中で事業順位をつけながら、あるいは財政的には例えば特定財源を有効に確保しながら、あるいは財源の平準化を図りながら、このように事業をトータルでコーディネートするといったようなところが我々に課せられた仕事の部分であろうかなと、このように考えております。
 
吉川 敏文 委員
 
 もう一度確認しますが、その計画っていつでき上がるんですか。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 今年度中に素案をお示しいたしまして、来年度の早い時期に成案を見たいなと、このように考えております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 あす都市計画審議会がございます。その中の議案の1つとして、都市計画堺東中瓦町2丁地区第一種市街地再開発事業を廃止するという案件がございます。この中瓦町2丁地区再開発という手法を用いてやろうということで、地域商業者と堺市が一体となって進めてきた事業にいよいよこれで終止符を打つわけでございます。この都市計画の再開発事業の廃止、これを行えば、あの地域で今後どのようなことが起こると皆さんは予測されておりますか。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 今般、都市計画の廃止を予定しております市街地再開発事業のエリアで今後どのようなことが起こってくることが想定されるかということでございますけれども、ただいま都市計画がかかっておりますことで建築制限等がかかってございます。そのこともあわせて解除されますので、もし地権者あるいは建物所有者等の御意向があれば、個々に建物の更新を行うことも可能になるという状況になってまいります。

 ただ、それぞれの地権者さんがどんな御意向をお持ちなのか、土地利用転換の御意向をどのようにお持ちなのかということについては、私どもはただいまの時点で把握できておりませんので、ちょっとどうなっていくかという予測については難しいのかなと思っております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 先ほどの田中委員だったかの質問の中で、この方針の中に地元商業者からの意見聴取というのがございました。

 その中でお答えになったのは、たしかまちづくりをやられているNPOさん並びに山之口商店街の方々とお話をしたとおっしゃっておりましたけれども、今回この再開発事業の廃止以外に、新たなまちづくりの方向を話し合うということで堺東の対象の商業者とお話はされないんでしょうか。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 先ほど申し上げましたように、都心エリアの中でも堺東というのは一番のトップ地であると我々考えております。その中でも、やはり商業地としての位置づけ、総体的な地位は低下しているとはいえ、やはり一番大事な商業地ではないかと思っております。でございますので、今般の都市計画審議会等の手続が終わって一定の区切りが再開発事業についてつきますれば、堺東の商店街の皆さん方ともぜひ積極的にお話し合いをさせていただきたいなと考えております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 どうもよくわからないのは、この堺東駅前というのは政令市の玄関口だとしながらも、残念ながら、皆さんがやめたのか、だれがやめたのか知りませんけれども、再開発がピリオドを打つわけでございますけれども、1番に私たちは、そこをじゃあ再開発しないのであればどうすべきかということを最優先で考えなければ、この再開発を中止したという責任を私はとれないのではないかなというふうに考えておるんですが、なぜそんなに後回しになるんでしょうか。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 堺東の市街地整備を後回しにというような考えでもって進めていることではございません。もちろんぜひ条件が整いましたら、商業者の皆さん方あるいはそのほかの活動をやられている皆さん方とぜひ闊達な意見交換をしたいと思っております。

 ただ、都市計画を廃止する際に、まずその代替というんですか、提示すべきではなかったかと、こういう御趣旨であったかと思うんですけれども、そういったものにつきましても、このまちづくりの計画をつくり込んでいく中で、これまでの経過、それから今後のまちづくりの方向性、こういったものを踏まえて、地元の皆さん方とも一緒に話をしていければと思っております。

以上でございます。
 
吉川 敏文 委員
 
 これ以上このお話をしても仕方がないのかもしれませんが、計画をつくっても、その計画が実効性を持たなければ、絵にかいたもちに終わると私は思います。

 そうすると、皆さんがつくられた計画が果たしてイメージどおりのまちづくりに進めるかどうかというのは、どう皆さんがそれをコントロールできるかどうかにかかっているかと思うんですが、この堺東の地域というのは、かなり地権者がたくさんいらっしゃるというふうに聞いておりますし、唯一再開発がまとまったところも今後自由に建てかえができるということになると、思い思いにこの地域はいろんな形になっていくという、それぞれの個々の地権者及びその商業者の方々の思いでいろんな形に変わっていかざるを得ないと思うんですね。そこに全体を俯瞰したようなトータルのまちづくりの計画を当てはめても、実効性を持つことができるのか、私は大変そのあたりを心配をしております。

 個々の事業者の思いと、そして行政がこうしたい。皆さんが全体の計画を立てない限りはだれも立てないわけですから、そこは十分認識をされていると思うんですけれどもね。じゃあ、その計画どおりに本当に果たして進んでいくのかというと、そこに行政ができる仕事とできない仕事があるわけですから、できる仕事の範囲でじゃあその計画が実施されるかというと、大変難しいと私は思っているんですね。

 先ほど景観の話もありましたが、じゃあ例えばこの堺東駅前、駅をおりたらだれでも堺だというふうに感じるような駅前につくりかえようと言ったとしても、個々自由に建てられるわけでしょう。だったら、その前に何らかの全体をコントロールする仕組みというか、あるいは逆に行政が主導できる部分で、先ほど公共交通の話もありましたが、どんどんやっぱり計画を具体化して進めていくということが大事かと思うんですね。いつまでたっても計画をつくっていると、死ぬまで計画つくっとれというふうに言いたくなるわけですよ。そのあたりをどうしていくのかというのが大変私は重要だと。

 あと、じゃあ行政がコントロールできるものは何が残っているのかと。もうそこからやるしかないんじゃないかなと最後はそう思ってしまうわけですね。そのあたり、皆さんどういうふうに考えられているんですか。計画つくったら終わりじゃないでしょう、これは。
 
土岐 都心まちづくり推進室次長
 
 もちろん委員が最後におっしゃったように、計画をつくることを目的に計画をつくっているわけではございません。これに基づいて行政あるいは市民の皆さん方、商業者の皆さん方が、この方向に向いていってまちづくりにコミットしていったらいいことありそうやなと、このように思っていただけるような計画をつくり上げることこそが我々の仕事やと思っております。

 ただそこで、これも委員が御指摘になったように、実効性がそれであるのかどうかということについては、やはり理想の形というのと実際の落ちつきどころと申しますか、実際事業となりますと、経済面だとか社会情勢だとかこういったものがいろいろ絡んできて事業が行われていることになりますので、市が理想的な絵をかいたからといって、そのとおりコーディネートしたからといって、うまく事業が進んでいくか、まちづくりが進んでいくかといいますと、非常に厳しいところがあるのは委員の御指摘のとおりだと思います。

 その中で市のできるところから、この堺東で申し上げますと、例えば商店街の南側のブロックは行政ゾーンという位置づけがございます。もう既に合同庁舎の工事等も進んでおりますので、こういったものを活用しながら、憩いと潤いの空間を整備していきたいなと、こういうことも考えておりますので、当然大きな俯瞰的な委員が言われたような計画と、それと地に足のついた実効性のある計画の進め方、これを両面で進めていかなければいけないのかなと考えております。

以上です。
 
吉川 敏文 委員
 
 幾らお聞きしてもですね、先ほど田中委員もおっしゃっていましたけど、胸に響くものがないというか、ドラスティックに変わらないなということはもう確実なので、私が生きている間は。もうちまちまとやっていくんかと。あと国が一生懸命やってる事業、着々とやってますよね、国はと。そこを見守って、その空間で何かやるとか、その程度しかないのかというふうに思うわけですよ。

 先ほどいろんな難しいことをおっしゃいましたが、中枢機能とか都市機能とかおっしゃいましたが、要は、情報とか物とかお金とか人が集まってこないといけないわけでしょう。そのためには集まる仕組みをつくる。その集まる仕組みをつくる中で行政として果たして何ができるのかと、残された少ない選択肢の中で決めざるを得なくなっていくわけで、さっさと絵をかいて、そこを具体化したほうが私はいいんじゃないかなというふうに思うんですね。

 公共交通も計画ばかりつくってはるんですけれども、明らかに人を運ぶというところでは、公共交通というのは大きな力を発揮するわけです。まだそこは行政がコントロールできる部分にあるわけですから、そこを中心に、じゃあ考え方を変えてみるだとかいうこともぜひともやっていただきたいなというふうに思います。

 もうこの抽象論的な話をいつまで続けていても仕方がないと常々皆さんには申し上げておるんですが、余りがっかりせんといてくださいね、それでも頑張っていただきたいんですが、ぜひとも具体化を早く進めていただきたいというふうに思います。

 12時になったんですが、泉北ニュータウンのところで私がお聞きしたかったのは、急速に高齢化が進む、先ほどおっしゃっていましたが、南区、人口が減ってるんですね。高齢化が急速に進む中で、高齢者の移動ニーズをどういうふうに把握して、それをどのように解消していくのかということをお聞きしたかったんですが、これはまた次の機会に回すといたしまして、今回はこの1点だけで質問を終わりたいと思います。

ありがとうございました。
 
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