堺市議会議員/吉川敏文




市会議員って
堺市の市議会議員は、現在52名います。いったいどんなことをしているのか、よくご質問を受けます。
そこで、私の日常活動などを紹介することによって、少しでも市議会議員のことをご理解いただこうと思います。

※ただし、すべての議員が同じような活動をしているかどうかはわかりません。
●議会活動について ●市民相談活動について ●調査研究活動について ●議会用語の解説


議会活動について
何と言っても、議員の主な活動は議会活動です。
堺市議会での定例会は、年4回(ほぼ3月、6月、9月、12月に開会)あります。その間に決算や予算審査の特別委員会などがあります。会期はだいたい1ヶ月くらいです。ここで、さまざまな議案を審議し決定することが、その主な活動です。
当然、質疑をするための調査活動や研究、勉強もその中に含まれます。

※どのような質問をするかについては、“議会での質問”のページをご覧ください。
まず、議会の簡単な流れを以下に説明します
 
こうした議会は、各会派の代表より構成されている議会運営委員会でその運営について協議されます。
それぞれの議会への出席は、議長から命じられてその間議員は拘束されます。
よく、議員は毎日役所に出勤していると思われてる方がいらしゃいますが、そうではありません。
その他、議員という立場で出席している会議等があります。例えば、私の場合
○堺市国民健康保険運営協議会委員
○堺市農業委員会委員
などを委嘱されていますので、それぞれの関連審議会などに出席します。

 

市民相談活動について
市民相談という言い方は、公明党の独自のものかもしれませんが、支持者の皆様をはじめ市民の方々から千差万別の御相談を日常的に受けます。その、相談内容により行政への橋渡しを行ったり、自分の人脈を通じて解決にむけて動きます。
また、こうした市民相談の中から必要な政策を検討し、その実現に向けて議会で働きかけます。国・府にかかわる問題は、それぞれの議員と連携していきます。
私の場合、平成7年4月の初当選以来、7,659件(約20,000回)の御相談をいただいています。(平成23年2月3日現在)
また、市内のさまざまな団体から陳情を受けることもあります。
調査研究活動について
先にも説明したように、議会での質問のため調査研究活動があります。
視察もその一つです。
視察は、常任委員会別に年一回行うものと、個人や同じ会派の議員と
一緒にテーマを決めて、その目的に応じて視察を行います。



議会用語の解説
議会で使われるいわゆる業界用語を私なりの解釈で解説してみたいと思います
 当局(とうきょく)  市の組織や、市の行政そのものを指して言うことば
 理事者(りじしゃ)  当局と同じように使う(いまだにその定義は、わからない)
 平場(ひらば)  議会以外の場(での話合い)のこと(かといって、議会のことを山場とは言いません)
 役選(やくせん)  毎年春の議会で議長、副議長、常任委員会委員長などの役員を選出すること
 坊主(ぼうず)  役選で一つも役をとれないこと(頭は、まるめません)
 (はこ)  会派を指すことば(べつに箱に入っているわけではありません)
 箱長(はこちょう)  会派の代表者のこと(その方々の会議を箱長会といいます)
 議運(ぎうん)  議会運営委員会のこと(会派の代表・幹事長などで構成されている)
 議会軽視
 (ぎかいけいし)
 当局が議会(議員)の意向を無視すること
 (議員からこのことばを言われると当局は言い返せない)
 先生(せんせい)  当局の方は、議員のことをこう呼びます(慣れてくると「はい」と返事してしまいます)
 私たちを先生と呼ばないで!
 研究する
 
(けんきゅうする)
 当局が議員の質問あるいは要望に対して、すぐ何かを実行するわけではないけれども、
 何もやりませんというと叱られるので、とりあえず言う言葉
 検討する
 
(けんとうする)
 研究するよりは、やや前向きだが、いつまでに何をやるかは具体的に応えられないときに
 使う言葉
 前向きに検討する
 (まえむきにけんとうする)
 検討するより更に前向きで、具体策が検討できる場合に使う言葉